トラディショナル製法でつくる甲州ブドウ100%使用のスパークリング

FujisanWinery 富士山ワイナリー

Shizen Sparkling Koshu シゼンスパークリング甲州 2019

¥6,600 円
スパークリングワイン

 

※こちらのワインはワイナリーから直送するので輸入ワインと別便で届く可能性があります(送料が変動する可能性がございます)

シゼン・スパークリング甲州は山梨県の牧丘町の自社畑で栽培したブドウ100%を使用し、トラディショナル方式(シャンパーニュ醸造と同じ方式)で最低2年間の瓶内熟成を経て造られています。

日本食と確実にマッチするこのワインは、他の品種を一切ブレンドせず、樽でのシュールリー熟成や過度なマロラクティック発酵を避けて甲州種のピュアな果実味を引き出しています。

2019ヴィンテージ情報

2019年は開花時期である6月の天候に恵まれ、良質な葡萄を収穫することができ、収量にも恵まれました。

降水量の多い典型的な日本の夏の天候でしたが、開花時期は晴天が続き葡萄はとても良い状態で収穫することが出来、収穫量は初めて10トンを超えました。

スパークリングに使用する果実は垣根栽培とペルゴラの畑の両方から収穫しています。

発酵はステンレスタンクで行い、ティラージュの前に複雑さを出すためにオークで熟成させた甲州をわずかに加えています。

シゼン甲州スパークリング2019は4年以上熟成させ、2024年3月にドサージュを行いました。澱抜き後の6ヶ月の休息は、熟成に最適です。

成分グラフ

日本・静岡県朝霧高原 ・ 山梨県牧丘/富士山ワイナリー

甲州ぶどう100%/富士山ワイナリー

アロマは存在感を湛えつつも、軽く柔らかな香りです。
仄かなトースト香に焼きたてのパンの皮のニュアンスが香り、フレッシュで心地よい青みが感じられます。
口に含むと、アルコールと酸のバランスが絶妙です。ふくよかな味わいでシルキーな口当たり。
とても長い余韻を持ちますが、軽やかな質感です。非常に丸みのあるドライな味わいで、甘みはなく、程よい酸味が感じられます。
奥深い味わいが後味まで続き、長い余韻が広がります。/和食全般

Shizen Sparkling Ambassador 阿部 誠

Shizen Sparkling Ambassador

第3回全日本最優秀ソムリエ 
阿部 誠

Shizen Sparkling Ambassador
阿部 誠によるテイスティングノート

外観

ライトグリーンの煌めきを湛えた美しいライトイエロー。気泡は非常に細かく、極めて長く持続し、グラスの表面へと上昇してゆきます。
このタイプの泡立ちは、トラディショナル・メソッドで造られた素晴らしいスパークリングの証です。
このような上質な泡立ちは、シャンパーニュによく見られる泡立ちです。

アロマ

アロマは存在感を湛えつつも、軽く柔らかな香りです。
仄かなトースト香に焼きたてのパンの皮のニュアンスが香り、フレッシュで心地よい青みが感じられます。

味わい

口に含むと、アルコールと酸のバランスが絶妙です。
ふくよかな味わいでシルキーな口当たり。
とても長い余韻を持ちますが、軽やかな質感です。非常に丸みのあるドライな味わいで、甘みはなく、程よい酸味が感じられます。

後味

奥深い味わいが後味まで続き、長い余韻が広がります。微かに感じられる心地よいほろ苦さは、この「シゼン・スパークリング甲州トラディショナル・メソッド」が非の打ちどころのない状態で熟成してゆくことを示しています。

生産者情報

富士山ワイナリーの歴史は、世界に通用する日本産ワインを造ることにより、日本の農業を活性化させることを使命に掲げたジャパン・ワイン・プロジェクトと共に始まります。

2003年に白ワインの世界的権威である醸造家ドゥニ・デュブルデュー氏を日本に招き、日本食に合う世界クラス の日本産ワインを造るというミッションに着手。

当時絶滅の危機にあった日本古来の品種である甲州種のワインを世界基準で造ることを設立当初からの目的としてきました。

甲州種の科学的特徴と味わいの調査のために幾年もの歳月を費やしたデュブルデュー教授は、糖度の低いポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデと高い酸を持つシャンパーニュのシャルドネという2つの成功例を挙げ、甲州種から酸が高くアルコール分の低いスパークリングワインをトラディショナル方式で造ることを提案しました。

Shizen Sparkling Koshu  シゼンスパークリング甲州 2017 SHIZEN SPARKLING KOSHU シゼンスパークリング甲州 2017

ブドウはすべて自社畑でサスティナブル農法での栽培を徹底しています。

フランスの伝統的なVSP(垣根栽培)方式で栽培する畑のブドウに、食用ブドウで一般的なペルゴラ方式(棚栽培)で栽培する畑の収量を極力制限したブドウをブレンドしています。

VSP(垣根栽培)方式とは

世界的に最もメジャーなワイン用のブドウの樹の仕立て方。
垣根の様に平べったく仕立てる方式。
VSP方式をとることで生産量は落ちますが、葉の両方向からの光合成を可能にし、日照量が増えることで凝縮感の高い果実味が得られます。畑は全て標高500メートル以上と日本国内でも屈指の高地にあり、夜は涼しく昼夜の寒暖差が大きいため、偉大なワインに欠かせない理想的な酸度を得ることが出来ます。

ブドウの樹

ペルゴラ方式(棚栽培)とは

高い位置に棚を作りそこにブドウの樹を誘引して成長させる方式。
ブドウの実を強い日照から守れるうえ、地上と離す事で病害、湿気から守れるなどの利点もある。
ブドウは、果皮由来の苦みを避けるようにやさしく圧搾し、酸素との接触を最小限に抑えることで、日本食の繊細な味わいにマッチするフレッシュで生き生きとしたアロマと風味を引き出しています。

このような醸造手法をとることでドザージュを最小限(エクストラ・ブリュット)に抑えることができ、甲州種のピュアな果実味が引き立ちます。
仕上げに瓶内熟成の期間を2年以上とることにより、ブドウに本来備わっているユニークな個性を覆い隠してしまう酵母の風味を過度に引き出すことなく、ワインにふくよかなボディを与えます。 

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