Château des Sarrins – Rosé Grande Cuvée 2024
シャトー・デ・サラン
ロゼ・グラン・キュヴェ 2024 – コート・ド・プロヴァンス
シャトー・デ・サランは、シャンパーニュ・メゾン「ブルーノ・パイヤール」の創業者として知られ、低ドザージュとロゼ・シャンパーニュにおける卓越した手腕で高く評価されるブルーノ・パイヤールが所有するプロヴァンスのエステートです。シャンパーニュ・ハウスの日々の運営は娘のアリス・パイヤールに託し、自身は現在、サントノワン=デュ=ヴァールの丘陵に広がるこの歴史あるドメーヌにより深く関わり、シャンパーニュで培った精緻さと哲学を、陽光あふれるプロヴァンスのテロワールへと注ぎ込んでいます。
ロゼ・グラン・キュヴェ 2024は、ドメーヌを代表するフラッグシップ・ロゼです。標高およそ240メートルに位置する粘土石灰質土壌の畑から厳選されたブドウを用い、ピュアさとフィネスを明確なテーマとして仕立てられます。モダンな空気圧プレスを用いて、収穫量の約60%にあたる一番搾りだけをやさしく抽出し、その果汁のみを使用。 発酵はステンレスタンクで低温管理のもと行われ、フレッシュさとアロマの明瞭さを最大限に引き出します。酸化から徹底的に守ることで、亜硫酸の使用量も最小限に抑えています。
グラスに注ぐと、淡く澄んだクリスタルのようなピンク色に、さりげなくローズウッドを思わせるニュアンスが重なります。香りは正確で表情豊か。ピーチやアプリコットを思わせるトーンを中心に、清潔感のある生き生きとした果実の印象が広がります。口中ではシルキーで丸みのある質感を持ちながら、豊かな果実味と軽やかでエネルギッシュな余韻が続き、最後にごく繊細な塩味が長い後味を引き締めます。フレッシュさとやわらかさが見事な調和を見せる、洗練されていながら非常に親しみやすいスタイルです。
サーブの目安
ロゼ・グラン・キュヴェ 2024は、プロヴァンスという土地の魅力と、ブルーノ・パイヤールに連なる精密な造りを兼ね備えた、研ぎ澄まされたプロヴァンス・ロゼの姿を体現しています。
近年、多くの歴史あるシャンパーニュ・メゾンが大手ラグジュアリーグループの傘下で拡大し、生産量を増やして世界的なラグジュアリー・アイコンとしての側面を強めてきました。そうした流れの中で、ブルーノ・パイヤールはなおも、より職人的で品質重視の姿勢を貫いています。その哲学の中心にあるのは、バランスと精度、そして食卓との相性です。
このスタンスは、世界的なロゼ市場の現状において、いっそう重要な意味を持ちます。需要の高まりとともに、大量生産されるロゼや、マーケティング主導で品質にばらつきのあるスタイルが増える中で、パイヤール家はあくまで抑制の効いたテロワール志向のビジョンを選び取りました。南仏の食文化、とりわけ地中海料理に寄り添うよう設計されたロゼを造り続けているのです。
彼のワインは長らく世界中の一流レストランやソムリエに愛されてきました。故ジョエル・ロブションも、その一人としてその品質とスタイルに深い敬意を払っていたことは、よく知られています。
日本ソムリエ協会 副会長 阿部 誠 様からのコメント
テイスティングノート
艶と透明感のある明るめのサーモンピンクの美しい色調です。
香りは、広がりのある果実香が印象的で熟したネクタリンやミラベルなどのストーンフルーツとマンゴーの様なトロピカルフルーツのアロマが充実しています。また、ピンク色の薔薇の様なお花の印象と微かに感じる蜜とアニスのニュアンスがありブドウの成熟度合いの高さを感じ取ることが出来ます。
味わいは、溢れる果実味のアタックから溶け込んだ上品な酸味が広がり、後味に感じる優しい渋味がコクのあるストラクチャーをもたらします。アフターフレーヴァーでは熟れた果実の印象を豊かに感じ蜜とスパイシーさが心地の良い余韻となります。
果実の豊かさを楽しむのがポイント、丸みを帯びた小ぶりのグラスで8〜10℃くらいの冷やしめの温度で楽しむことがおすすめです。
飲用温度:
やや冷やし気味の温度で楽しみたい。8〜10度くらい
ペアリング:
アネットをあしらったサーモンのオレンジ風味のマリネ
海老のグリルと柑橘類のサラダティエド
